突然ご家族が要介護状態になると、誰でも焦って、目先の親切そうな、エセ専門家のいいなりになってしまうのがほとんどです。それは、ご家族の不幸を意味します。

介護離職 その現実「 老人ホームなんてまだまだ先」と思っているあなたへ

あなたのご両親は、まだまだ、ご健在かもしれません。けど、、、、、

「要介護状態になるなんてずっとずっっと先のこと」

私もそう思っていました。

私の両親も数年前まで健在で、

二人とも80代なのに色々仕事を続けていました。

もちろんフルタイムではないですけど。

ですから私も安心していました。

でも3年前父が亡くなりました。

脳梗塞の合併症です。

突然倒れ、半身不随になりました。

その頃私は、特別養護老人ホームの園長でした。

特別養護老人ホームの園長と言ったら、プロ中のプロ!

なのに、ものすごく焦りました。

自分の父親が、要介護状態になったら?

この状態を嫌という程経験しました。

もちろん最終的には自分の老人ホームで面倒みればいいと思ってましたが、それを父親が納得するかどうかです。

もちろん周りの職員もです。

ですから、それは最悪の事態の時のための策として、できることはないか必死で考えました。

結局、父は、リハビリのために入院した病院で、再び脳梗塞を起こし、そのままなくなりました。

介護離職は突然です!



家族が要介護状態になる日など、予測不可能です。

突発的なことなのです。

「そうなれば、老人ホームに預ければいい!」

プロとして言います。

全然現実的でないです。

なぜかというと、公的老人ホーム、

いわゆる特別養護老人ホームは、

待機者であふれています。

すぐ入居できる特別養護老人ホーム?

あるにはあるのですが、

これも、プロとして言います。

すぐに入居できる不人気老人ホームなど

利用しないほうが身のためです。

絶対に良い介護は望めません。

だから不人気なのです。

だからすぐに入れるのです。

 

突然訪れる X DAY 、どうすれば良いのか?

それは、少しだけ準備することです。

少しだけ準備しておくことです。

心の準備を。

いつ来てもおかしくないと思っていれば、

それほど焦らなくて済みます。

とにかく焦って、

判断を誤ってしまうことがまずいのです。

悪徳な業者は、

それほど悪徳でなくても、

あなたのその焦った心を利用するのです。

私の父が倒れた時にそれを痛感しました。

3.11の教訓

8年前、東北大震災が起きた時、

東京でもパニックでした。

電車は止まり、

コンビニから物が消え、

帰宅難民が道に溢れました。

東京の場合パニックは1日ですみましたが、

コンビニの品不足は数日続きましたよね!

これだけ便利な世の中になってしまうと、

人は備えるということに疎くなってしまいます。

家族が要介護状態になるということも

同じなのです。

そこらじゅうに介護施設があり、

いざとなれば

どこかに入れるだろう

と思ってしまいます。

でも、考えてみてください!

あなたの大切なご家族です。

どこでもいいわけがありません。

そして私は知っています。

8割9割の老人ホームは、

人権や尊厳を無視した接遇をしているのです。

職員の教育、研修を本気で考えている

老人ホームの経営者など

私は数人しか知りません。

後の全員が、

その必要性すらわからないのです。

あなたの懐具合にしか興味がないのです。

だから、介護職員の離職率が高いのです。

多くの介護職員は、

上司に態度や、やり方に対して

希望を失い職を離れるのです。

自分の将来に希望が持てないため

離職するのです。

幸せになれる施設は必ずある



焦って、言われるがままにサインする。

それだけは避けるべきです。

あなたの大切な家族です。

皆が納得し、将来的にも

「あの施設を選んで良かった!」とか

と思える施設でないと、

一生後悔するばかりか、

当人を苦しめることになるのです。

そのためにどうすべきか?

それは備えるのです。

備えるとは、少しでも、

知識を得ておくことです。

ことが起こる前に、冷静に、

現在の、高齢者施策について、

知っておくことで。

あなたのご近所の、

老人ホームや

在宅施設について

その評判を確認したり、

実際に、見学しておくことです。

資料を取り寄せたり、

見学することは、

どこでもタダでできることです。

おヒマな時に、ちょっとだけ、

そういう時間を作っておく、

たったそれだけで良いのです。

それだけで、いざという時に全然違います。