最近、福祉の現場で虐待、傷害致傷、傷害致死、虐殺などの本当に物騒で、不愉快な事件が頻発しています。真面目に福祉を実践なされている方には非常に迷惑な話です。

不可解な事件が多すぎる最近の福祉の現場について

最近、福祉の現場で虐待、傷害致傷、傷害致死、虐殺などの本当に物騒で、不愉快な事件が頻発しています。真面目に福祉を実践なされている方には非常に迷惑な話です。

なぜ福祉の現場でこのようなことが起こるのか?

事件を起こしている施設の職員研修、職員指導はどうなっているのか?

押さえるべき最低限のことがまともにつたわっていないのではないのか?

そもそもどんな人がその施設を創設し、どんな人が研修を担当したのか?

目的は金儲けだけなのか?

法人の創設者、研修担当者、当該施設の職員は福祉の目的を正しく理解しているのか?

某施設長向けの財務管理の研修に参加した新設法人の理事長さんらしき方がぼやいてました。

「儲かると聞いて老人ホームを始めたのに、全然話が違う。」

ゴールドプラン以前の「措置制度」時代から老人ホームを運営している管理者(そんな人もう本当に少なくなりました)か聞いたらおそらく怒り心頭でしょう。私もこんなやからと同じ研修を受けていることになさけなさを感じました。

新しい施設の管理者さんがまさかみんなこんな感じではないですよね。

社会的弱者や権利を阻害されている人のため

本来社会福祉は、今も昔も、社会的弱者や、権利を阻害されやすい人々のために存在しているのです。

「介護事業」などと名称が変化しようがしなかろうが、私たちの存在理由の大前提は、昔も今も、おそらく未来にも変えてはいけないのです。

このことを一体どれだけの業界関係者が理解しているのだろうかと、疑問に思うことが多すぎるのです。

 

 

私の座右の銘は「飲水資源」です

「飲水資源」は、中国の故事成句で北周の詩人、癒信による『徴調曲』の後段部分から生まれました。

言葉の意味は「水を飲むときは、井戸を掘った人に思いをはせよ」といったところになります。

ちなみに、この方達の名前と偉業をご存知でしょうか?

糸賀 一雄(いとが かずお)近江学園創設者

石井 亮一(いしい りょういち)滝乃川学園創設者

エリザベス・ソーントン 聖ヒルダ養老院創設者

沢田 美喜(さわだ みき)エリザベス・サンダンスホーム創設者

私財を投じてまで、弱者救済と権利擁護に奮闘した先人たち

あなたの福祉法人が新しかろうと、古かろうと福祉には崇高な目的があるのです。

福祉法人はそれを厳格までに実践し、世の中の人々に差別のない、弱者が安心して生活できる社会の実現を訴えるための機関なのです。

私は、上の4人の偉人の偉業を、この職に就いた直後の研修で教えられ、福祉の目的を叩き込まれました。

こうしたことを昨日入ったばかりの職員にもしっかり伝えるのが管理者としての最低の使命だとは思いませんか。

職員としても最初に理解すべきことです。

それなのに、社会福祉法人の職員が、虐待の実践者であったり、虐殺の実践者であったり、差別の実践者であったり、権利阻害の実践者であることに計り知れない恐怖と危機感を抱くのは私だけでしょうか。

そして管理者は集客と金儲けにしか興味がないなど本末転倒です。

 

 

業界全体で、各々の施設で、福祉を志した者全てが

先人たちが、創始者たちが、何を思い 今の福祉があるのかを確認し、自覚することが急務ではないでしょうか。

全ての福祉に携わる者が当然知るべきことが軽んじられてきたのはそれを語ることができる福祉家が極めて少なくなったということなのでしょうか。