魔法のハンドマッサージなのですが

ハンドケア(私がインストラクトしてた頃はハプティックと呼んでいました)の講習会を何度かやりました。この場合、受講者同士が、練習台となって、方法を確かめ合いながら進めます。

何人もこのマッサージの体験をし、感想を述べあったりする中で、私の知る限りでは、不快感を訴えた方は、誰一人いないように記憶しています。

もちろん 認知症の方や寝たきりの方に施術しても同じような結果です。ヒステリックな拒否にであったことはないと思います。

コツは、微妙にテンションをかけたソフトタッチと、オイルの滑りを利用したゆったりと流れるような手際の良い動作です。

ハンドマッサージと認知症緩和ケアをセットにすると、効果倍増

あくまで私個人の感想ですが、ハンドマッサージはある一定の状況下では、認知症の方の支援に有効に作用すると思います。

こうしたお話をすると、ハンドマッサージの方法に非常に興味を持っていただけることは、いままでもよくありました。

この方法さえ知れば、認知症にともなう問題行動はたちどころになくなる。私はこんな風には言うつもりもなければ、言ってもいません。誤解のないように。

私は少年時代、空手の道場に通っていました。空手は身を守る有効な手段です。だからと言って空手の道場ではいきなり突きや蹴りを教えません。受けでもありません。道場への入り方、礼の仕方、神への畏敬、道場での礼儀作法、空手のおきて、道義のたたみ方、こういったことを最初にやって実際の鍛錬に入ります。技だけではないのです。

有効な手段であればあるほどこういうこと大切になってくるのではと思います。

技だけを強調すると、映画ベスト・キットの悪役の師範のようになってしまいます。目指すはジャッキーチェンの方です。古いのでいうと、謎の日本人ミヤギさんですかね。

そんなわけで「認知症緩和ケア」という分野が重要になってくるわけです。これは前の記事でお話したスウェーデンのシルヴィアホーム伝来のやつです。

簡単に言うと、異臭のする、一週間も着替えや入浴がなされていない、職員は認知症について知識も探究心もない、罵声や他の虐待が日常という環境で、マッサージの技だけ伝授しても、、、、、。ということなのです。

ハンドマッサージを習得するといろんなところに応用ができる

応用というほど大したことでないかもしれませんが、介助の所作に威力を発揮します。例えば手を取って誘導するような場面です。手を取ってソファーに掛けさせ、最後まで手を離さず、そして離すときも、ソフトに両手を添えるなど。

多分日常的に介助する現場の職員さんの一つ一つの介助に意識してもらえれば、着替えや入浴など特に身体接触する場面で、エッセンスをふりまけるのではないかと。

あと、もっと親密になれるてのつなぎ方、相手を油断させる握手の仕方なんていう方向もありうるかもしれません。