設立5年以内、従業員数5名以下の「訪問介護」と「デイサービス」が危ない!

「東京商工リサーチ」によりますと、2018年上半期(1-6月)の「老人福祉・介護事業」倒産は45件と前年同期の40件を上回り、年上半期での最多記録を更新したそうです。このペースで推移すると、介護保険法が施行された2000年以降で年間最多だった2017年の111件を上回る可能性が高まるようです。
2018年度の介護報酬改定は、0.54%のプラス改定になったが、過当競争が続く中で小規模事業者を中心に厳しい経営状況を反映しているようです。
倒産した介護事業者は、従業員5人未満が全体の約6割(構成比57.7%)、設立5年以内が28.8%を占め、小規模で設立間もない事業者が倒産を押し上げています。
高齢化社会の成長市場と期待されている「老人福祉・介護事業」だが、介護職員の深刻な人手不足を抱えながら業界内での淘汰が加速している。としています。

結局原因は、人材不足と過当競争

一昔前、つまり10年ぐらい前までは、福祉施設が倒産することは稀でした。だいぶやらかした感のあるところが当然のように倒産していくだけでした。介護保険業者が台頭し始めて、観測される現象です。

しかし、倒産の3割が立ち上げ5年以内!

短期間に多くの企業が参入し、デタラメやりすぎてるというのが率直の印象です。

確かにπは巨大な市場です。儲けるためのノウハウ、維持するためのノウハウがそれなりに必要であることが証明されつつあるのではないでしょうか。気付いた時はすでに遅く、周りは皆、それぞれのマーケティング理論に従ってあなたのせっかく集めた顧客をカモにしようと狙ってるかも。

あなたもカモにされる可能性が大であるということです。

施設を建設しスタート出来ないまま1年以上放置されたデイサービスセンターを知っています。ケアハウスも知っています。もちろん老人ホームも。皆さんもご存じでしょ!なぜスタート出来ないか。

新しい発想で施設建設計画、運営計画を構築していかないと、かなりまずいです。危険です。

小規模施設だから適当で大丈夫だろう。親施設が収益出来てるから併設施設の多少のマイナスぐらい、とかいってると、なうての団体に根こそぎやられることを覚悟した方が良いと思います。

福祉施設の新しい経営キーワード

キーワードの一つ目は 余剰義金

倒産の3割が新設5年以内ということは、どれだけ余剰資金のない方々が参入してきてるんだと、そんな感想です。業界も舐められたものです。余剰資金のない人はずばり参入を諦めた方が良いでしょう。もう始めてしまった人は、早めの撤退を考えた方が被害が少ないでしょう。単純に凡人が参入するためには5年持ちこたえる余剰資金が必要になります。

キーワードその2 独自の人材確保策

倒産の原因は、もちろんお金がないからです。正確にはお金を稼げなかった、ということです。稼げない理由の一つが人材確保によるものです。人材が集まらないために定員割れはロスの極みです。

また、派遣業者、ハローワーク、人材センター、広告 こんな方法にいつまでも頼っていても良い人材を確保できないのは、いまや常識ですよね。ですから全く新しい方法で人材確保してかないと、倒産が見えてくるかも。

キーワードその3 個性的な施設キャラクター

人材も確保できているのに定員割れしているのは、サービスが悪くつまらないからです。せめてマナーの良いサービスと、楽しい施設にしましょう。でもそれだけじゃもうダメです。他では真似できない個性的な施設じゃなきゃ生き残れないですよね。近未来は。多分それって、いかに良い人材を確保するかということかもしれません。