ケア会議、貴重な時間を使うなら意義あるものに

介護職員が一堂に集まって会議を行うのは、非常に貴重な時間です。できれば、会議が終了した暁には意思の疎通、情報伝達、情報の共有がしっかり行われている状態であってほしいです。

でもときとして、会議で決定したはずのことが実行されなかったり、バラバラだったり、嫌々だったり、こんなこと介護の場面でよく見受けられませんか?

わたしはこのことに大変悩まされました。会議で決まっても意思統一がなかなかなされず、ガミガミ指導を入れ、余計嫌がられる。嫌がられると人が見てない時に反対のことされちゃったり。文句があるなら会議で言え!とか言ってました。

完全にアウトです。

そんなこんなでブレーンストミングとKJ法にたどり着きました。

ブレーンストーミング

批判しない、自由に発言する、質より量、出たアイデアを結合させる、などの決まりに則って、頭の中の考えをアウトプットするのがブレーンストーミングです。アレックス・F・オズボーン氏によって1938年に考案されました。

集団でアイデアを出し合うことで、一人では考えつかない発想を組み合わせて、斬新なアイデアが生まれることを期待した会議手法です。

わたしの場合よく、考えるテーマを与えた後、ポストイットなどの適当な大きさの付箋を、各人に配布し、時間を決めてまず、自分の意見をできるだけ多くアウトプットすることから始めました。

自分の意見を個人的に出し切れたところで、グループワークに入ります。グループは5?6人ぐらいが適当です。ここで使うのが模造紙、自分のアイディアが書かれた付箋を一枚一枚読み上げながら模造紙にランダムに貼り付けていきます。全員が貼り終わった時点でもう一度確認、みんなの意見で触発されて出たアイディアとかもここで拾い上げます。

重要なのはとにかくここで全てをアウトプットさせることです。質ではなく量です。どんな意見でもとりあえずここで1回取り上げることです。

この後はKJ法につながっていきます。

KJ法

J法とは、一箇所に集められた多くの情報に対してグルーピング、ラベリング、図解化、文章化という手順を踏むことで、本質的問題の特定や新たな問題解決策の発見、革新的アイデアの創出などを実現させることができる創造的問題解決技法や創造性開発技法の1つです。考案者である川喜田二郎氏のイニシャルからKJ法と名付けられました。

ブレインストーミングで吐き出されたアイディアをKJ法で整理してグループの見解としてまとめる。

各グループが持ち寄ったアイディアを話し合いの核としてさらにディスカッションすればみんなが納得の方向性が見えてくるのです。

強制されるより自分から

この会議で導き出された結論が、あなたのおっしゃりたいことと全く同じだとしても、自分たちで考えたことと、強制されてやることの行動の質の違いがはっきりとわかると思います。